MTCのページはこちらです
トップページ やります/やってます 障害者雇用について つい言った お申し込みお問い合わせについて
障害者雇用についてのページです
 

被雇用者(障害者)への視点から 雇用者(企業)への視点から障害者雇用のポイント

障害者雇用のポイント

仕事の内容 〜こんな仕事ありませんか?

 障害者雇用にあたって、まず考えなければならないことは、「どんな仕事をしてもらうのか」です。
 障害というのは、「個性や能力の違いである」とご理解いただけたならば、きっと皆様の職場にも彼らのできる仕事があると思います。たとえば、障害を持たない人だけが配属されている営業所において、「彼は営業には向かないが、情報管理は誰にも負けずきちんとできる」という方がいたならば、各営業マンの情報管理業務を「彼」に集中し担ってもらい、他の営業マンからその業務を外すことで、より効率的な営業活動と事務管理ができるという判断があるでしょう。
 これと同様に、職場で各人に分散しているちょっとしたお仕事をまとめて、ひとりに任せることをご検討いただき、その仕事を障害を持つ人に任せていただこうという思考で、仕事の内容をご検討いただければと思います。
 その検討結果から見えてくる仕事の内容とは、例えば

  • 新規顧客情報のマスターデータへの追加など、定型のフォームに決まった情報を入力する作業
  • 社屋内の消耗品を、PCを使い管理する作業、および、品だし配布、設置作業
  • 貸し出し書類等を、PCを使い管理する作業、および、貸し出し作業
  • 書類またはデータを、校正または目視検査する作業
  • 各部屋を巡回し、シュレッド処理が必要な書類を回収し、収集書類をシュレッド処理する作業
  • 事業所、事業場間の書類集配作業
  • 社屋内の清掃作業
  • 回収した備品等のクリーニング・除菌作業

  • 等が考えられます。是非一度、皆様の職場でもご検討下さい。

    職場の環境 〜オフィスの改造は必要?

     トーコロ青葉ワークセンターでは、身体(下肢障害、肢体麻痺など)、知的(自閉症、ダウン症など)、精神(統合失調症、うつ病など)の障害を持つ方々が働いています。これらの皆さんが安心して働いていただけるよう、いくつかの環境での配慮をおこなっていますので、ご参考までに紹介させて頂きます。

    【フロア・通路】
     カーペットなど摩擦係数の高い敷物ものは、車椅子の方の進行の邪魔になるため、カーペット敷き、じゅうたん敷きの部屋はありません。 また、車椅子の方にとっての段差は、非常に厄介なものですし、麻痺のある方にとっては、大変危険なものです。館内は段差のないつくりになっているばかりでなく、通路となる空間に物を置かないように心がけています。 通路となる空間は一般的なオフィスよりも広く、廊下・階段には手すりも取り付けてあります。

    【デスク】
     車椅子の方が使用する机は、脚が入るスペースのできるだけ広いものを選んでいます。また、車椅子では膝位置が若干高くなりますので、センターの引き出しが薄いものやないものの方がより楽に利用できます。

    【キャビネット】
     横開きのものの方が使いやすいようですが、観音開きのものも使っています。

    【掲示物】
     できるだけ大きな文字を使用し、ルビをふっています。

    【自動販売機】
     センター内の自動販売機は、商品選択ボタン、お金の投入口、商品の取り出し口などの形や位置に工夫のなされた、車椅子の方や、手足に麻痺がある方でも使いやすいものが採用されています。

    【駐車場】
     車椅子の方が乗降する場合、ドアーを全開にする必要があります。車をご利用の方それぞれの乗降に充分なスペースを用意しています。

    【休憩室】
     精神の障害を持つ人たちのために体調が悪くなったときにちょっと一休みできる休憩室が用意されています。少しの時間身体を休めるだけで気分が落ち着き、また、仕事を続けることが可能になります。

     皆様の職場環境を上記のようにしなければならないということではありません。採用が決まったならば、その方に合わせて、ほんの少し工夫していただければそれで充分でしょう。

    通勤 〜勤務時間にご配慮を

     特に身体に障害を持つ方にとって混雑時の階段、人ごみは転倒の危険があります。ラッシュ時を避けた通勤のために、出退勤時間の決定には柔軟なご対応をいただければと思います。

    コミュニケーション 〜対話から生まれるもの

     言語障害、表現能力・表情の欠如、理解能力の不足等々により誤解を受けやすく相互コミュニケーションが難しいことは否めませんが、それぞれの症状を知っていただき、ご理解いただくことで徐々に円滑なコミュニケーションが可能になります。
     また、障害があるということを受け入れ、ひたむきに努力する姿、純粋に物事をとらえ反応する姿など、障害の種類によって違いますが、様々な彼らの日常に接するにつれ、いっしょに働く健常者にも、「容認」「理解」などの心が芽生え育ち、豊かな心をはぐくむことができます。

    サポート 〜支援はネットワークで

     精神障害の方は特に、その他の障害の方も、新しい環境で精神が不安定になることが予想されます。また、新しい環境ということによらず、健康状態が不良になったり、不安や悩みを抱え込んでしまったりすることも考えられます。様子、状態の変化に早めに気づき、声掛け、面談等を実施することはもちろんのこと、かかりつけの医師や、それまで在籍していた学校、施設等と、常に連絡が取れる体制を構築しておくと良いでしょう。

    以上、障害者雇用について簡単にまとめてみました。「より快適で安全な労働環境の提供」「コミュニケーションの効果による、より良い社風づくり」「従業員の変化への早期の気づきと素早い対応」。これらのポイントは障害のない従業員の雇用で求められる配慮や義務と大きな差異はないように思います。 はたらく意欲の強い「障害者の雇用」を、「より良いはたらく環境づくりを目指すきっかけ」としていただけますと、この上ない幸いと存じます。

    障害者雇用に関する活動紹介

    2007年

    11月の活動:

    今回は未だ障害者雇用経験のない企業のご担当者様と、面談させていただく機会を頂戴いたしました。
    障害を持った人材の能力や必要な配慮等についての知識を全くお持ちでないとのことでしたが、「せっかく一緒に働いていただくのだから」と、真剣に仕事の内容や就労環境・時間についてお考えいただいています。まずは、求人票をおつくりいただくことと、可能であればトーコロ青葉ワークセンターに働く障害者の見学にお越しいただくことをお願いいたしました。
    これから障害者雇用をお考えの方で、彼らについてもっと知りたいとご希望をいただけましたら、是非一度、トーコロ青葉ワークセンターに見学にいらしてください。


    2007年

    8月の活動:

    法人向けの情報通信関連サービスを展開する企業の障がい者採用のご担当者と、精神障害者の雇用に関する情報交換をしてまいりました。この会社は、就労環境の整備や、職域創出にとても前向きに努力されている企業で、今回新たに社内メール集配のお仕事で障害者の募集をしています。障害者の雇用における課題として、せっかく良い人にめぐり会え採用しても、新たな就労環境で必要以上にがんばってしまうためか、早期に疲れが出てしまうなど、継続して勤めていただくことの難しさについてが挙げられました。特に、精神障害者に継続して勤務してもらうには、障害の状態に関する情報開示(病気の状態、服薬、通院等)をいただくこと、作業療法士や病院医師、在籍していた施設等とのコミュニケーションが就労後も円滑におこなえることが、継続した雇用のためには望ましいとのことでした。


    2007年

    5月の活動:

    設立から15年目を迎えた特例子会社にお邪魔し、特例子会社経営における姿勢や作業ラインの工程管理等について、現場を見学させていただきながらご説明いただきました。障害の種別ごとに可能作業が細かく分類されているなど、働く場所であるという環境がハード、ソフト両面で完成されている様子がよくわかり、そのためか、新しく入社された方の研修もOJTで充分であるとのことでした。環境が人を育てるということを再認識させられ、我々の現場における働く環境づくりをもう一度考えなおす必要を強く感じました。



    障害者雇用をお考えの企業のご担当者さまへ、是非ご一報ください。

    連絡先:042-395-0452
    電子メール:e-messe@e-adaa.com
     
    トーコロ青葉ワークセンター内 ADAA 担当:柴・落合